まつ毛パーマ!薬剤知識編
2023/09/03
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2023/09/03
昨今のラッシュリフト(まつ毛パーマ)ブームにより、お客様も関心が高まっています。 今回はそんなラッシュリフト(まつ毛パーマ)の中でも薬剤知識に特化した記事をご紹介します。 ●まつげパーマ液、目元用セット剤の違い 現在売られているまつげ用のパーマ液は『目元用セット剤』と表記されています。 国産のメーカでは近年まつげ用パーマ剤を『目元用セット剤』または『つけまつげ用カーリング剤』などと表記、海外メーカーの薬剤は『まつげ用パーマ液』と表記しております。 つまり『目元用セット剤etc..』と表記されているものは国産メーカー製、『まつ毛パーマ剤』と表記されているものは海外メーカー製です。 ●還元剤の種類 還元剤とはパーマ液の1剤のことです、頭髪用のパーマ液(還元剤)は種類が多く分類されますが、まつげ用は大きく分けて下の2種類です。 チオ系(医薬部外品登録) シスアミ系(化粧品登録) 各特徴はチオ系は感作製が少なく安定しておりハリコシがあるカールを作ることができ、シスアミ系はタンパク質を破壊しにくく、一般的に低ダメージと言われてます。 現在国産メーカーの多くがこのシスアミ系の還元剤を使用。 そしてこの2つの還元剤の大きな違いがそれぞれの登録カテゴリー(医薬部外品登録と化粧品登録)です。 ●化粧品登録の薬剤(シスアミ系)のメリット、デメリット 化粧品登録は主要成分はシステアミンと亜硫酸ナトリウムという成分で、これらは医薬部外品という登録を受けないすべてのパーマ剤が化粧品登録というカテゴリーに分類されます。 メリット・・・柔らかい質感になる、医薬部外品に認められる処理以外の用法が可能(加温など) デメリット・・・肌への感作性がある、残臭がある、アルカリ度が高く作られている可能性がある ●最新のまつ毛パーマ液 現在流通しているまつ毛パーマ剤、目元用セット剤は雑貨品、化粧品登録品と医薬部外品に分かれおります。 現在ヘアサロンで使われるパーマ液(還元剤)にチオグリコール酸塩があり、昭和初期から使われ、感作製も少なく非常に安定しているため、現在でも多くの還元剤の主要成分となっています。 |